第六世代において強化されたポケモンの一匹であり露骨に採用率が増えた。
ゲンガーはメガ進化しなくても十分戦えるため、三体に一体はメガ進化しません。
そんなゲンガーのメジャーな型になりつつある滅ゲンについて今回は調整を考えました。
HSベースの調整
メガゲンガー 臆病 @ゲンガナイト
実数値1:167-×-86-150-95-172(ゲンガーの状態)
実数値2:167-×-106-190-115-194(メガゲンガーの状態)
努力値:H252 B44 S212
技構成1:滅びの歌 守る 身代わり 選択技
技構成2:滅びの歌 守る 金縛り 選択技
選択技:シャドーボール 痛み分け 道連れ 挑発 ヘドロ爆弾etc
選択技はキリがないのでお好きにどうぞ、身代わりと金縛りを両立させるのも可。
選択肢の中で個人的にはシャドーボールが好き、この辺はパーティと相談。
耐久調整
身代わりでHPが41削れる
A特化ファイアローの鉢巻ブレイブバード確定2(84.4%~99.4%)
陽気メガルカリオのアイアンテールが確定2(83.8%~99.4%)
陽気メガルカリオの噛み砕く確定2(67%~80.2%) ← 高乱数で身代わりを張れる
A特化メガヘラクロスのロックブラストを5発耐え(13.7%~16.7%)
A特化ガブリアスの逆鱗が確定2(76%~90.4%)
陽気ガブリアスの珠逆鱗が中乱数1(91%~107.1%)
陽気メガガルーラの噛み砕くを中乱数1(61%~71.8%+31.1%~37.1%)
無振りグライオンの地震が確定2(73%~87.4%)
化身ボルトロスの珠10万ボルトを耐えつつ身代わりを張れる(60.4%~72.4%)
無邪気メガルカリオの悪の波動を耐えつつ身代わりを張れる(61%~71.8%)
C特化ウォッシュロトムの眼鏡ハイドロポンプ確定2(83.2%~98.8%)
無振りウォッシュロトムのハイドロポンプ確定3(40.1%~48.5%)
ゲッコウガの珠悪の波動が高乱数1(95.2%~113.7%)
C特化サザンドラの悪の波動が中乱数1(91%~108.9%)
無振りクレセリアのサイコキネシスが確定2(50.2%~61%)
C特化メガフシギバナのめざ炎を身代わりが中乱数耐え(22.1%~26.3%)
火力目安
シャドーボールでH252振りクレセリア確定2(51.1%~60.7%)
シャドーボールでH252振りエアームド確定2(55.8%~66.2%)
シャドーボールでH4振りボルトロス確定2(54.8%~65.8%)
ヘドロ爆弾でH252振りマリルリを中乱数1(93.7%~111.1%)
S調整
メガゲンガーの状態で最速オンバーン抜き抜き
ゲンガーの状態で最速105族と同速
よくあるファイアローの鉢巻ブレバ耐えをして残りをSに振る調整。
補正なしH252B44振りでファイアローの鉢巻ブレバ確定2(84.4%~99.4%)が可能ですが、
補正なしH108B140振りでファイアローの鉢巻ブレバ確定2(84.5%~99.3%)でも可能なので、
最速にしたい場合はH108B140C4D4S252で調整するといいでしょう。
しかし、このように極端に振るくらいならHSぶっぱの方がいいです。
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◎滅びの歌型の成功例
滅びの歌型がどんな動きをするのかの説明です。
説明例
1ターン目:ゲンガー『メガ進化から滅びの歌』 相手『攻撃か補助技か交代』
2ターン目:メガゲンガー『守る』 相手『攻撃か補助技』
3ターン目:メガゲンガー『身代わりか金縛り』 相手『攻撃か補助技』
4ターン目:メガゲンガー『後続に交代』 相手『攻撃か補助技』 ⇒ 相手瀕死
成功例1
1ターン目:ゲンガー『メガ進化から滅びの歌』 スイクン『熱湯』
2ターン目:メガゲンガー『守る』 スイクン『瞑想』
3ターン目:メガゲンガー『身代わり』 スイクン『熱湯 ⇒ 身代わりが壊れる』
4ターン目:メガゲンガー『後続に交代』 スイクン『熱湯 ⇒ スイクン瀕死』
成功例2
1ターン目:ゲンガー『メガ進化から滅びの歌』 ルカリオ『アイアンテール』
2ターン目:メガゲンガー『守る』 メガルカリオ『アイアンテール』
3ターン目:メガゲンガー『金縛り』 メガルカリオ『アイアンテール ⇒ 失敗する』
4ターン目:メガゲンガー『後続に交代』 メガルカリオ『インファイト ⇒ メガルカリオ瀕死』
上記のような流れを理想として動きます、例なので相手の動きは雑です。
成功すればこちらは三体、相手は二体の状況におかれるので数の面では有利になります。
◎滅びの歌型の失敗例
上記の流れが成功すれば強いのですが、何らかの妨害を受けると失敗します。
失敗の事例を片っ端から列挙していきたいと思います。
相手の特性が防音だと滅びの歌が効かないので失敗
→個体数が少ないので無視できるレベル、特性:防音を選択するのはせいぜいマルマインくらい。
場にいるポケモンが特性:影踏み、ゴーストタイプ、綺麗な抜け殻だと逃げられるので失敗
→逃げられるので相手の後続に合わせて行動をしましょう。
相手が蜻蛉ボルチェンを打って逃げられると失敗。
→ボルチェンは地面タイプで止められるが蜻蛉はヌケニンでないと無理。
吼えるor吹き飛ばしをされると相手に逃げる隙を与えるので失敗。
→挑発で対策可能。
先制挑発をやられると滅びの歌が使用できないので失敗。
→これはどうしようもないので挑発読みの交代や攻撃をしましょう。
相手にスキルスワップ(身代わり貫通)をされると逃げられるので失敗。
→挑発、守る金縛りで対策可能。
1ターン目に相手の攻撃を一発耐えないと次のターンに逃げられるので失敗。
→調整次第でどうにかなる相手もいるが無理な相手は無理。
思ったよりたくさんありますね、キリがないのでこの辺で終わりにします。
このメガゲンガーに関して質問、疑問、感想、問題点、改善案、ミスの指摘等があればコメントでどうぞ。
コメント一覧 (32)
メガルカリオの項、4ターン目はアイアンテールが縛られていて選択できないと思うのですが。
あとツイッターの呟きにリンクが貼られてませんでしたが、こちらは仕様なのでしょうか。
受け中心のパーティには滅法刺さるので対策を怠らないようにしたいですね。
メガルカリオの事例は別の技に修正しておきます。
Twitterのリンクは先程別の方から指摘されたので、新しくリンクを貼り付けておきました。
全くもってその通りです、訂正しておきます。
シャドボ持ちがいるので初手ゲンガーでも霊への交代は賭けとなりますし、挑発やゲンガーを一撃でもっていけるやつは限られてるので交換が安定する…実質蜻蛉ルチェンぐらいしか対策がないんですよねw
誰が持つこと多いですかね?
ボルチェンに関しては相変わらず後ろにチラ見えするガブや霊獣ボルトが怖いw
交代から対処するには蜻蛉ルチェンしか対抗策がないですね。
その蜻蛉ルチェンも守る⇒金縛りで防がれる可能性があるっていうね。
>脳筋さん
脱出ボタンを持つのはニョロトノくらいじゃないですかね。
トンボルがヤドランに抜群なのが気がかりですが、再生力と脱出は相性がいいですね。
>タテヤマンさん
やっていることはヤドランと似ていますが胞子やボルチェンがある分ヤドランよりは使いやすいのでしょうか、でも同じ毒で弱点が一貫してしまうのが残念ですね。
HSぶっぱしたから振り直なさきゃ(使命感)
上の方がチラッと言ってるんですが相性のよいポケモンっていますか?
メガゲンガーを確1でもっていけるポケモンを出来るだけ選出しないようにするために聞いておきたいです。
ギルガルド、ガルーラ、バンギのような弱点をつかれる相手に一撃で倒されたり、ボルチェンでサイクルを回されると厳しいのでガブリアスと組ませるのがいいんじゃないでしょうか。
てなわけでガブからの被ダメが気になるのは僕だけでしょうか……
的外れだったらすみません。
『ガブからの被ダメが気になる』とありますが、具体的には何が気になるのでしょうか。
ガブの地震とか逆鱗とかのダメージのことを指しているのでしょうか?
一匹で滅びと影踏みができるのでかなりえげつないですよね。
逆鱗についてのつもりでした。
環境トップのポケモンから受ける被ダメを載せることに越したことはありませんね。
A特化ガブ、珠ガブとかの被ダメを載せておきます、アドバイスありがとうございます。
成功例1のように耐久潰すのは安定してるんですけど
2の場合は
・金縛りでロックしようとして失敗
・金縛りできても後続に負担が大きい+ゲンガー負担かかってあまり得な交換にならない
なんかで、結構動きづらかったりします。
後この調整だとメがゲンガーミラーでアド取られやすいですね。
HSぶっぱ相手だと先手でシャドボ入れられるんで。
おそらくファイアロー相手に1発耐えても何も出来ないと思うんで(そもそもアローが要ると選出しにくいんですが)その後どうするかが知りたいです。
個人的にはこいつを見せて縛るくらいがちょうどいい付き合い方だと思います。
良ければどういうPTで回してるのか教えてください。
はい、この調整だとメガゲンガーミラーにおいては不利です。
アローの鉢巻ブレバ耐えになっているのはアローの半分は鉢巻なので後攻金縛りで縛り上げることができるように鉢巻ブレバ耐えになっています。
PTは滅ゲン、マリルリ、ガブ、ハッサム、ポリ2+何か(忘れた)みたいなメガバナや受けるループの対処が重いPTに入れていました。
ご意見ありがとうございました。
メガルカリオがメガゲンガーに最もダメージを与えられる技がアイアンテールなのでアイアンテールを載せてあります。このメガゲンガーであれば陽気メガルカリオの噛み砕くを余裕をもって確定耐え(67%~80.2%)ができ乱数次第では身代わりも張れます、無邪気悪の波動は身代わりが確定で張れるまでHPが残ります(61%~71.8%)
ダメ計はあって損はないので、これらは記事本文の方に載せておきます。
ラッキーのスキスワはあまりにもピンポイントなので汎用性が削がれてしまいますし、スキスワラッキーが活躍しているという噂も聞かないのであんまり対策になっていないんじゃないでしょうか(もし、対抗策になりうるなら受けループのラッキー使いは全員がスキスワを搭載するはずです)。
なので別のポケモンで対策をするしか方法がないですね。
・メガゲンガー、ゴチルゼル、ソーナンスの影踏みを奪って逃げる
・グライオン、キノガッサのポイヒを奪って毒殺
・ギルガルドのバトルスイッチを奪ってただの硬い盾にする
・交代読みでローブシンの特性を奪って火力を削ぎ、ムドーなどで受け易くする
・ランクルスのマジガを奪って毒殺アンド定数ダメ無効
・その他スキリン、力持ち、親子愛等の強力特性を奪って相手の性能を落とす
などが挙げられると思います。
まあ、地雷であることには変わりないですが。
こいつ単体が滅ゲンから脱出できても、2サイクル目以降が辛いですね。
抜け殻ハピとかのほうがアド取れていいんでしょうか。
『こいつ単体が滅ゲンから脱出できても、2サイクル目以降が辛い』と言うのはまさにその通りだと思います、
明確な対策方法がないのがツラいですが、抜け殻ハピなら強引に脱出できるので有用かもしれません
奪えないです。
当時は勘違いしていました。
誤った情報を放置していたままにしてしまい、申し訳ないです。
ここで相手死亡という書き方は多数の目に触れるものを書くという点において相応しくないと思われます。
せめて相手瀕死にしてください
指摘された通り相応しいないと言えば相応しくないですね。
記述を修正しておきます。
早期対応感謝します
これからもよろしくお願いしますm(__)m
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